産科の個室と食事
なんか罪悪感すら感じる、私なんぞには贅沢すぎる1泊10,000円の個室がコレ。
小さいクローゼット、シャワー、トイレ、エアコン、ソファ、冷蔵庫、貴重品入れ、テレビ、洗面台がついていました。テレビカードとかは不要です。加湿器もお願いすると貸してくれます。
本当は18,000円の部屋だそうですが、10,000円の部屋が空いてないとかの理由で、10,000円でこのタイプの部屋に入っていました。
毎朝礼儀正しい女性のお掃除の方が来て、ゴミ回収と水周り洗浄、カーペットコロコロなどをやってくれます。
基本的に毎日は次のように流れていきました。
7時過ぎ 助産師か看護士の方が胎児の心音チェックに来室
8時 朝食が配膳される
8時半頃 医師回診で数人の医師らが来室(日曜は回診なし)
9時 朝食が片付けられる
10時頃 助産師か看護士の方が胎児の心音と血圧・体温チェックに来室
お掃除の方が来室
10時半頃 助産師か看護士の方が体拭きやシャワーの準備をしに来室
12時 昼食が配膳される
13時 昼食が片付けられる
13時半頃 希望者の部屋にだけ売店がデリバリー伺いに来てくれる(平日のみ)
18時 夕食が配膳される
19時 夕食が片付けられる
21時頃 面会終了のアナウンスが流れる
21時過ぎ 助産師か看護士の方が胎児の心音チェックに来室
22時 消灯
だいたい私の場合は1日に1本のペースで点滴を補充していたので、これ以外にも点滴の交換や具合を見るために助産師か看護士の方がお世話をしに来てくれました。
また、ウテメリンの点滴副作用で夜は頭痛で眠れなかったのですが、お願いすると保冷材を貸してくれました。
新しい薬を使うときは薬剤師の方が説明に来てくれます。
なにしろ、トイレ以外立ち歩き禁止で、病室から出てはいけなかったので。
(もちろん、窓も開きません。)
5分でいいから外気が吸いたい。
病院スタッフ以外の人と妊娠ネタ以外の話がしたい。
窓が開かない、会話が少ないってストレスを感じるものなんですね。
夫は出来る限りお見舞いに来てくれましたが、インフルエンザ流行のせいか面会できるのは夫以外に両親・義理の両親、本人と夫の兄弟姉妹、本人の子供だけという面会制限がありましたので、親しい友達も見舞いを断っておりました。
寝て食べて点滴打ってるだけなんだから、こんな贅沢な個室じゃなくて大部屋でいいのに、、、と入院中は贅沢極まりない不満を持っておりましたが、大部屋には大部屋のストレスがあると思います。差額3,000円~5,000円ぐらいの簡素な1人~3人部屋が私的には理想かな。
入院してから理解したのですが、この病院はあくまでも正常な分娩を行う妊婦の方々向けに出来ているのであって、私のようなハイリスク妊婦の中途半端な治療向きではないのでしょう。まあ、切迫流産・早産でもっと深刻な症状の方々は手厚く看護しなければいけないでしょうから、このぐらいが適切なのかもしれませんが。
分娩で入院する場合は産後にお祝い膳が出たりおやつが出たり、エステがあったりもっともっと手厚くゴージャスなサービスが受けられるようです。
ある日の昼食。
この日は山菜の山かけ蕎麦と天ぷら、おにぎりと味噌汁、酢の物、りんごでした。
メイン料理はお魚中心ですが、和洋中いろいろなパターンで提供されます。3週間も入院していると、以前食べたパターンの料理が何度か提供されることになりますので、おそらく1週間のコースを何度も繰り返しているようです。
味は全体的にまあまあ美味しいのですが、肝心のメイン料理の味が薄いので少々食べ辛かったです。
バランス良くカロリーも計算されているので、ゴロゴロしているだけの入院生活でも少し痩せました