切迫流産・切迫早産中 -初めて妊娠記録-

高齢出産で初妊娠の記録として、切迫流産・早産や自宅安静中のこと、気になるお金のことなどを書きます。

分娩後記その1 バルーンは痛いよ

40週の検診を終え、そのまま入院して分娩を早めることにしました。

地方の病院で個室が4,000円台と安いので当初は個室に入ろうと思ってましたが、入院が何日になるか分からないのでひとまず差額なしの4人部屋に入れてもらいました。そう、簡単に考えてしまいがちですが、バルーンと誘発処置をしたからといってすぐに生めるわけではないのです。

入院1日目の夕方、まずはバルーンを入れることになりましたが、これが本当に痛い痛い痛い!
子宮口が奥にありすぎる、固すぎるとのことで、1回目は挿入失敗。ヒイヒイ言いながら2回目で何とか完了となりました。検診で子宮口の様子を診てくれて入院を判断した先生とバルーン挿入の先生は違う人だったのですが、1回目の挿入失敗のあと、私の現在の子宮口の状態はバルーンを入れるには早すぎたのではないかと感じました。だとしたら、検診の時点で「ちょっと早すぎる」と一言アドバイスが欲しかった!バルーンは本当に痛くて、心身ともに消耗しました。

追い討ちをかけたのは入院2日目。前日のバルーンの成果を診てもらった際に、前日の2回目の挿入も失敗していた(うまく入っていなくて、2日目に確認したときには子宮口から外れていた)のが判明した時。前日の先生を恨みつつ、これが失敗したらもうバルーンはやめようと決心しながら3回目の挿入・・・今回の先生はベテランらしく、やっと成功となりました。夕方に子宮口の様子を確認したところ、しっかり閉じていた子宮口が少し開き気味になってきたとのこと。モニターをつけてみたところ、陣痛傾向も出てきたようで、2日目はこのまま本陣痛が来るか様子見となりました。
ちなみにバルーンが子宮口から抜けると、4センチぐらい子宮口が開いたということになるそうです。

3日目、昨晩少し自分でも「陣痛か?」と思うような規則的な張りと痛みはあったものの、あっさり眠ってしまって(眠れるレベルの痛みは本陣痛ではないらしい)目が覚めたら張りと痛みは遠のいてしまっていました。この日は金曜日で、夫が休みをとって早朝からこちらに向かってくれましたが、無駄足になったら悪いなという気持ちと、「なんでこんな早く(予定日からまだ2日しか経っていない)こんなこと(激痛に耐えて無理やりバルーン)までして(早く生まなければいけなかったのか、ちょっと後悔)」という気持ちと、不安と安堵とで非常に複雑な気持ちで、朝から少々情緒不安定になりました。内診をしてみて、この日は促進剤の服用を始めることになり、1時間おきに6回、プロスタグランジンE2錠0.5mgを飲みながらモニターで陣痛をチェックしました。しかしこの日も本陣痛は来ずに終了。

4日目になって内診したところ、子宮口はやっと2、3センチ開いたというレベルでした。バルーンはいつまでも体の中に入れっぱなしにしておけないとの理由で、たしかこの時の内診で抜きました。効果があがらなかったら土日は一旦退院したいと思っていたのですが、子宮口の柔らかさや角度もだいぶ良い感じになってきたし、陣痛も少しずつ強くなってきているので退院はせずにこのまま様子見となりました。でもまだ元気にご飯を食べて、シャワーにも入れるレベル。

しかし半信半疑で夕方まで過ごしていましたが、少しずつ陣痛が強まってきたので面会終了の20時頃から夫と一緒に陣痛室へ移動。次第に強くなってくる痛みに耐えつつ日付は変わる。。。

5日目に入った明け方、眠らないまま引き続き呼吸を整えつつ陣痛に耐えるも、気力体力の急激な衰えを感じました。トイレに行きたくなってきたのですが、自分で体を起こせず・歩けそうになく、ナースコールで車椅子をお願いしました。この頃には破水していて、かつ私は低置胎盤だったので大量出血の可能性があって貯血もしているという状況も加味してか、早めに分娩室に移動することになりました。しかし何しろ子宮口の開きが遅い。朝を迎えてやっと6センチぐらいになりましたが、情けないことにもう私の体力と根性は尽きかけていました。思い起こせば断続的にですが、4日前のバルーン挿入からずっと痛みに耐えている・・・。

出産ってなんで21世紀になってもこんなに妊婦に痛みを強いる(痛みに耐えさせる)ままなのか?!という常々感じていた疑問が頭をよぎり、「そういえばこの病院は公式には無痛分娩に対応していると言っていないけど、分娩が長期化したら和痛分娩に切り替えてくれることがあるらしい!」と思い出し、試しに助産師さんに「無痛分娩、お願いできませんか」と聞いてみました。

 

分娩後記 無痛分娩をお願いします! に続く

 

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